お問い合わせ

ログイン

用語集

LED照明

ア行
IEC規格 IEC(International Electrotechnical Commission:国際電気標準会議)が定める電気・電子技術分野における国際標準規格のこと。
IP規格 IECによって定められている防水・防塵の保護規格のこと。IPに続く2ケタの数字のうち左側が防塵等級を、右側が防水等級を表す。
安定器 従来の蛍光灯や水銀灯を安全に使用できるようにするための装置。
色温度 光の色をケルビンという単位を用いて示したもの。
LED照明 Light Emitting Diodeの略。「発光ダイオード」と呼ばれる電子部品(半導体素子)で寿命が長く、消費電力が少ないのが特長で省エネ効果の高い照明器具。LED照明には多種多様な形状のLED電球やLEDランプがあり、一般住宅での使用をはじめ、建物のベース照明や看板用照明、屋外用照明や投光器などの業務用照明にも利用されている。
LEDモジュール 複数のLEDパッケージを繋ぐ部品。
演色性 色の見え方が光源によって変わること。
演色評価数 物体の色の見え方を数値化したもの。
屋外照明 屋根や天井のない開かれた場所に取りつける照明のこと。通行・歩行・交通・作業などの安全性や確実性の確保、犯罪の防止をはじめ、安心感があり楽しく華やかな視環境を造ることなどを目的として設置する。

TOPに戻る

カ行
外観照明 建物や庭、サインなどを照らして夜間の景観を演出する照明。夜間の建築物や空間に対して昼間とは異なる表情を演出できるため、機器の選定には施設のコンセプトや床・壁・天井の素材感などを踏まえる必要がある。
可視放射 光のこと。
看板照明 お客様に店舗やブランドをPRするための看板表示を夜間でも目立たせるための照明。看板照明は、看板本体の内側に光源が納められている「内照式」と、外側から光を当てて看板の表示面を照らす「外照式」の2種類に分けられる。
輝度 光を観察した人のまぶしさを示す単位。
口金 電球の根本にある金属部分のこと。電球の取り付けや通電など重要な役割を担っている。
クリアタイプ 白熱電球のデザインと光り方に限りなく近づけたLED電球。クリア電球タイプとも呼ばれる。
グレア 不快感のあるまぶしい光のこと。光源を見つめた時に視界が真っ白になったり、暗い場所で明るい光を見た時にまぶしく感じたり、強い光を見たあとに残像が見えたりするなどの現象を指す。
LED照明は光の指向性が高く不快グレアが出やすいため、普及し始めた頃はオフィスや教室への設置は忌避されがちだったが、近年ではグレアを抑制したタイプが登場している。
蛍光灯の2027年問題 2023年10月末にスイスのジュネーブで開催された水俣条約の第5回締約国会議において、2027年末までに直管蛍光灯の製造と輸出入が禁止されることが決定。電球形蛍光灯やコンパクト形蛍光灯は、すでに2025年末での製造・輸出入の禁止が決定していたため、この決定により一般照明用のすべての蛍光灯の製造が終了することになった。
光源 光を発する物体のこと。
光束 光源から放出させる光の量。
光度 光源から放射される光の強さを示す。

TOPに戻る

サ行
CISPR規格 CISPR(Comité International Spécial des Perturbations Radioélectriques:国際無線障害特別委員会)によって定められている電気機器や電子機器が発する電磁ノイズを制御するための国際基準。医療施設や半導体工場においては、CISPRの規格を満たした低ノイズの照明機器の使用が求められる。
シャンデリア電球 天井から吊り下げる装飾性の高い多投照明器具。ガラスなどの台に多くの電球を組み合わせたものが多く、炎の形を模したシルエットの電球。
重耐塩形 塩害に対する一種の耐性レベルがあり塩害地域で使用できる照明器具のうち、常に濃度の高い塩分の被害にさらされてしまう地域で求められるレベルに対応したタイプ。海岸から200m以内の特に塩害対策が必要となる地域で使用する場合、重耐塩害性能をもつ屋外電球の使用が推奨される。
照度 光が当たる表側において、どれくらいの光が当たっているかを示す基準のこと。
シリカ電球 ガラス球の内面に光の透過、拡散性の優れた白色のシリカ粒子を塗装した照明器具。ホワイト電球と呼ばれることも。まぶしさの少ないソフトな光が得られる。一般照明用電球としては最もポピュラーなタイプ。
水銀灯 ガラス管内の水銀蒸気中の高圧アーク放電によって発生する光放射を利用して発光する照明。照明の中でも大きなW(ワット)数で広範囲を明るく照らすことができるため、工場、倉庫、展示場、店舗、屋外駐車場など幅広い用途で使用されていたが、「水俣条約」に伴い多くのメーカーが生産を終了している。現在は従来の水銀灯から水銀灯タイプのLED照明への置き換えが進んでいる。
水銀に関する水俣条約 水銀および水銀を使用した製品の製造と輸出入を規制する国際条約。2013年10月に熊本県で採択され、2017年8月に発効。2023年11月時点では147ヵ国・地域が加盟している。
ソケット 電球の受け口のことを指し、ねじ込み形と差し込み形が存在する。ソケットの口金部分は落下防止の役割があり、ソケットと口金のサイズが一致するものを用意する必要がある。

TOPに戻る

タ行
耐塩形 塩害に対する一種の耐性レベルがあり塩害地域で使用できる照明器具のうち、常に飛来塩分があり気象条件により高濃度の塩分被害にさらされてしまう地域で求められる耐性レベルに対応したタイプ。海岸から200m~20km程度の範囲を目安とする。
定格寿命 照明の寿命のこと。
ダウンライト 天井に埋め込みして取り付ける照明器具。天井に対してフラットに取り付けられるため、開放感のある空間を演出できる。家庭用以外にも、店舗用、大ホールや美術館などの調光・演出用、医療・福祉施設用、浴室用などさまざまな場所で用いられている。
直管蛍光灯 まっ直ぐな棒状の蛍光灯。店舗やオフィスで使用されることが多い。「水俣条約」による規制により、2027年末までに製造・輸出入の禁止が決定している。
テープライト 小さなLEDチップを平たいテープ状に並べて加工した照明器具のこと。看板やショーケースなどのイルミネーション装飾として用いられることが多く、おしゃれな空間演出のためにホテルや店舗などでも使用される。「LEDリボンライト」や「LEDストリップライト」と呼ばれることもある。
投光器 反射鏡やレンズを使って特定方向に強力な光が出るよう作られた照明器具。屋外用と屋内用、屋内外両用がある。主に駐車場や工場、倉庫、グラウンド、スポーツ施設、工事現場などで活用されている。
ドミナント波長 光の色を波長で表したもの。

TOPに戻る

ナ行
ナツメ球 常夜灯などの保安球として使用される小型の電球のこと。ナツメ電球とも呼ばれる。
ネオン管 ガラス管内にネオンガスを封入し、電圧をかけることで発光する照明装置。主に看板や装飾用として使用され、ガスの種類を変えることで、さまざまな色を表現できる。
ノイズ 目的以外の電圧や電流、信号などのこと。多くのLED照明には、AC100V電源からLEDに適する直流電圧に変換する回路や、調光などのために直流電源をPWM (Pulse Width Modulation) 変調する回路などが組み込まれており、これらの回路はそれぞれ固有の周波数の電磁波を発生し、場合によってはラジオなど電波を使う機器に対するノイズとなることがある。多くのLED照明では、こうしたノイズをできるだけ照明器具から外へ漏れ出ないように抑える工夫がされている。

TOPに戻る

ハ行
配光角度 光の広がり方を示したもの。
白熱電球 ガラス球の内部のフィラメントを発熱させて、発光している電球。
波長 LEDにおいては、色を表す。
ハロゲン電球 ガラス球内部にハロゲン系のガスを封入し、フィラメント(細い金属の線)に電気を流して発光させる照明器具のこと。ハロゲンランプともいう。白熱電球よりも小さいサイズ。強い光を放つので、ステージ照明としてもよく使われる。
ピーク波長 光の強さが最大の波長のこと。
ビーム角 照射角度ともいう。光源からの光の広がり方を示す指標。
ビーム球 反射鏡および前面ガラスを使って、光を一定の方向に集光する照明器具。優れた集光性を発揮するため、店舗のスポットライトやビル・看板等の投光照明などに使用される。ビームライト、ビームランプとも呼ばれる。
ビーム光束 ビーム角内の光束のこと。
ビームランプ 一方向に光を集める照明器具のこと。
非常用照明器具 地震・火災その他の災害、事故などにより停電が発生した場合、自動的に非常電源に切り替わり、室内や通路を明るく照らして避難経路の照度を確保する防災照明器具のこと。建築基準法施行例により、不特定多数の人々が利用する特殊建築物および一定規模以上の建築物の住居等には設置が義務付けられている。
フィラメント ガラス球の内部の発光部分のこと。
ベースライト 天井に直接設置(施工)し、室内全体を広く明るく照らす照明器具のこと。オフィスや学校・教育施設、病院・福祉施設、ホールなどで使用される。さまざまな形状があり、逆富士形、トラフ形、笠付形、片反射笠付形、下面開放形などがある。
防爆照明 爆発または燃焼のおそれのあるガス蒸気、粉塵、石油類など危険物を取り扱う場所に設置する照明器具のこと。労働安全衛生法によって照明器具を含む電気機器の選定や設置方法、防爆構造が規定されている。使用する危険物の発火温度や爆発等級によって安全な防爆構造の照明器具を使用する必要がある。

TOPに戻る

マ行
豆電球 小型で低電力の照明器具。主に懐中電灯や模型、装飾用の照明に使用される。
ミニクリプトン シャンデリアやダウンライト、ブラケットなどに使われる小型の照明器具。ミニクリプトン形、ミニクリプトン電球とも呼ばれる。

TOPに戻る

ヤ行
誘導灯 災害や停電などが起こった際、建物にいる人々が出口の場所を把握し、安全に屋外へ避難できるようにするための照明器具のこと。消防法では、設置する建物・場所の用途や規模に応じた誘導灯の設置が義務付けられている。
誘導灯は避難口誘導灯・通路誘導灯・客席誘導灯の3種類に分類され、外光などにより誘導灯の避難口や避難方向が識別できる場合や、映画館などでやむを得ず営業上消灯する場合など、一部の条件付き例外を除き常時24時間点灯させる必要がある。

TOPに戻る

ラ行
冷陰極蛍光ランプ 陰極を加熱せずに電子放出を行う蛍光ランプのこと。直管蛍光ランプと共に誘導灯や非常灯の主流だったが、生産終了となったため現在は入手が困難になっており、LED照明への置き換えが進んでいる。
ルーメン(lm) LED照明の明るさを表す単位。数値が大きければ大きいほど明るい。
ルクス(lx) 照度を表す単位。1平方メートルあたりにどれだけの光が当たっているかを示す。室内照明や作業環境の明るさを評価する際に用いられ、適切な照度を確保することで快適で安全な環境を実現する。
レフ球 反射鏡を使って光に指向性をもたせた照明器具のこと。レフ電球やレフランプとも呼ばれ、ラッパのような形状が多い。光を効率的に集めて前面に照射するため、スポットライト的な用途で使用される。

TOPに戻る

ワ行
ワット ワットとは仕事率の単位。
照明においては消費電力を表し、明るさの指標とされている。
W(電力)= V(電圧)× I(電流)× 力率

TOPに戻る