
スポットクーラーで熱中症対策!
夏場の作業環境を快適に
夏の暑さ対策、特に工場や倉庫などでの作業環境の改善に頭を悩ませていませんか?本コラムでは、スポットクーラー(スポット空調あるいはスポットエアコン)を導入することで、過酷な作業環境を快適にできることを解説します。
業務用スポットクーラーの特徴、効果的な使い方、活用例(工場・倉庫)などを具体的に紹介し、デメリットや注意点にも触れているので、導入前に知っておくべき情報も網羅。スポットクーラーの導入を検討している事業者様、担当者様必見の内容です。
【目次】
1. スポットクーラーとは?
スポットクーラーとは、空間全体ではなく特定の場所を冷却するために使用するエアコンです。中でも業務用スポットクーラーは、工場や倉庫、イベント会場など、広い空間や高温になる環境での使用を想定して設計されているため、冷却能力や耐久性が高く、長時間連続使用にも耐えられるようになっています。
● 業務用スポットクーラーの種類
業務用スポットクーラーには、様々な種類があります。用途や設置環境に合わせて適切なタイプを選ぶことが重要です。
特徴

据え置き型
キャスター付きで移動可能なタイプ。
設置場所の変更が容易で、 広い範囲を冷却するのに適しています。

壁掛け型
壁に掛けて使用するタイプで省スペースに優れる。
工場や倉庫など、床面積を有効活用したい場合に 適しています。

天井吊り下げ形
天井から吊り下げて使用するタイプ。
床面積を占有せず、作業の邪魔にならないので、工場や倉庫など、高い天井の場所に適しています。
2. 業務用スポットクーラーの特徴
業務用スポットクーラーは、過酷な環境での使用に耐えうる頑丈な設計と強力な冷却性能が求められます。ここでは、業務用スポットクーラーの主な特徴を解説します。
● 冷却能力の高さ
業務用スポットクーラーは、広い空間や高温になる場所でも効果的に冷やすために、高い冷却能力を備えています。強力なコンプレッサーや大型のファンを搭載しているため、短時間で広範囲を冷やすことが可能です。また、風量調節機能も細かく設定できるものが多く、作業環境や用途に合わせて最適な風量に調整できます。
● 耐久性の高さ
工場や倉庫など、過酷な環境で使用されることが多い業務用スポットクーラーは、耐久性の高さも重要な要素です。粉塵や振動、高温多湿な環境にも耐えられるように、頑丈な筐体や防塵フィルターなどを採用しています。また、長時間の連続運転にも対応できる設計となっており、24時間稼働が必要な現場でも安心して使用できます。一部機種では、ドレン水を自動で蒸発させる機能を搭載しており、排水の手間を省くことができます。
● 設置の簡易さ
業務用スポットクーラーは、設置が簡単に行えるように設計されているものが多くあり、キャスター付きのモデルであれば、移動も容易に行えます。また、排熱ダクトを窓や壁に設置するだけで使用できるため、工事不要で導入できる点もメリットです。ただし、設置場所によっては窓パネルなどのオプションが必要となる場合があるので、事前に確認が必要です。
3. スポットクーラーの効果的な使い方
スポットクーラーを効果的に使用することで、夏場の作業環境を快適に保ち、作業効率の向上や熱中症対策に繋がります。ここでは、風量調整や設置場所の工夫など、具体的な使用方法を解説します。
● 風量調整で快適な温度を維持
スポットクーラーは風量を調整することで体感温度をコントロールできます。作業内容や周囲の温度に合わせて適切な風量に設定しましょう。一般的に、静かな環境での作業には弱風、激しい作業や高温の環境では強風が適しています。また、多くの機種には「自動」モードが搭載されており、室温に合わせて風量を自動調整してくれるので便利です。ただし、自動モードでも暑いと感じる場合は、手動で風量を調整しましょう。
● 設置場所の工夫で冷却効果アップ
スポットクーラーの設置場所を工夫することで、冷却効果を最大限に引き出すことができます。以下のポイントを参考に、最適な設置場所を見つけましょう。
[ 設置場所のポイント ]

排熱ダクトを屋外に出す
スポットクーラーは、冷却の際に発生する熱を排熱ダクトから排出します。屋外に出すことで室内の温度上昇を抑え、冷却効率を高めます。窓パネルや専用のダクトパネルを使用して、確実に屋外に排出しましょう。
直射日光を避ける
直射日光が当たる場所に設置すると、本体が熱を持ち、冷却効率が低下します。直射日光を避け、風通しの良い場所に設置することで、より効果的に冷やすことができます。
冷風を直接人や物に当てない
冷風を直接人や物に当て続けると、体に負担がかかったり、物が傷む可能性があります。冷風は壁や天井に向けて拡散させるようにし、直接当てないように注意しましょう。
適切な距離を保つ
壁や障害物に近づけすぎると、吸気口や排気口が塞がれ冷却効率が低下するだけでなく、故障の原因にもなります。機種によって指定された適切な距離を保って設置しましょう。
これらのポイントを踏まえ、作業環境や作業内容に合わせて、スポットクーラーを効果的に活用することで、快適な作業空間を実現し、作業効率の向上と熱中症対策に貢献します。
4. スポットクーラーの活用例
ここでは、実際に業務用スポットクーラーがどのように活用されているのか、その効果やメリットを見ていきましょう。
● 工場での活用例
工場内は、機械の稼働や作業員の活動によって室温が上昇しやすく、特に夏場は過酷な作業環境になりがちです。スポットクーラーは局所的に冷却できるので、作業員一人ひとりの作業スペースや、熱を発する特定の機械周辺などにピンポイントで冷風を送ることができます。
Merit: 1
作業効率の向上
暑さによる作業員の疲労や集中力の低下を防ぎ、生産性向上に貢献。
Merit: 2
熱中症対策
ピンポイント冷却で作業員の熱中症リスクを軽減。
Merit: 3
機械の故障防止
熱に弱い精密機械の温度上昇を抑え、故障リスクを低減。


● 倉庫での活用例
倉庫内は広大な空間であることが多く、全体を冷房するには大きなコストがかかります。 スポットクーラーは、必要な場所にピンポイントで冷風を送ることで、効率的に作業環境を改善できます。
Merit: 1
コスト削減
倉庫全体の冷房と比較して、電気代を大幅に削減。
Merit: 2
在庫管理の向上
温度変化に弱い商品の保管環境を改善し、品質劣化を防ぐ。
Merit: 3
作業員の快適性向上
ピッキング作業など、倉庫内での作業の負担を軽減。


5. スポットクーラーのデメリットと注意点
スポットクーラーは、ピンポイントで冷房したい場合に非常に効果的な機器ですが、導入前に知っておくべきデメリットや注意点も存在します。これらを理解した上で使用することで、より効果的に活用し、トラブルを防ぐことができます。


● 排熱処理
スポットクーラーは、冷やす際に発生する熱を排熱ダクトを通して外部に排出する必要があります。この排熱処理が適切に行われないと、室温が上昇し、冷却効果が低下するだけでなく、最悪の場合、機器の故障に繋がることがあります。排熱ダクトを適切な場所に設置し、スムーズに排熱できる環境を整えることが重要です。
● ドレン水の処理
スポットクーラーは、冷却の過程でドレン水(結露水)が発生します。このドレン水を適切に処理しないと、水漏れやカビの発生の原因となる可能性があります。機種によっては、ドレン水を蒸発させる機能が搭載されているものもありますが、ドレンホースを接続して外部に排水するか、ドレンタンクに溜まった水を定期的に捨てる必要がある機種もあります。ドレン水の処理方法は機種によって異なるため、使用する機種の取扱説明書をよく確認しましょう。
● 騒音
スポットクーラーは、コンプレッサーやファンが稼働するため、ある程度の騒音が発生します。設置場所や使用時間によっては周囲への配慮が必要です。静音性に優れた機種も販売されているため、騒音が気になる場合は、そのような機種を選ぶと良いでしょう。
● 適切な機種選定
スポットクーラーは、様々なメーカーから多様な機種が販売されています。冷却能力、消費電力、騒音レベル、機能など、機種によって性能や特徴が異なります。使用用途や設置環境に合わせて、適切な機種を選ぶことが重要です。
6. スポットクーラーの導入はネクシーズZEROにおまかせ!
スポットクーラーは、工場や倉庫など、ピンポイントで冷房したい場所に最適な冷却装置です。業務用は家庭用に比べ、冷却能力や耐久性に優れ、設置も容易です。風量調整や設置場所の工夫で、より効果的に作業環境を快適にすることができます。熱中症対策としても有効で、作業効率の向上に貢献します。
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