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LED照明の値上げラッシュ到来?主要メーカーの動向と今すべきこと
LED照明

LED照明の値上げラッシュ到来?
主要メーカーの動向と今すべきこと

投稿: 2025年12月10日 最終更新: 2025年12月10日

昨今の世界情勢や経済状況の変化に伴い、あらゆるモノの値段が上昇しています。施設や店舗、工場の運営において欠かせない「照明設備」も例外ではありません。
電気代の高騰に頭を悩ませるオーナー様も多い中、さらに追い打ちをかけるような「LED照明器具本体の値上げ」が起きています。「もう少し安くなってから交換しよう」と考えていた方にとっては、予定を変更しないといけない状況が続いています。
本コラムでは、なぜ今LED照明の値上げが続いているのかという背景と、主要メーカーの動向、そして「なぜ今すぐLED化に踏み切るべきなのか」を経営的な視点から解説します。

1. なぜ今、「LED照明の値上げラッシュ」が起きているのか

ここ数年、LED照明の価格は上昇局面にあり、その主な要因は、複合的なコスト増にあります。

原材料価格の高騰と物流コストの上昇

照明器具の製造には、アルミ、銅、鋼材といった金属や、樹脂材料が不可欠です。これらの原材料価格が世界的に高騰しており、メーカーの企業努力だけでは吸収しきれないレベルに達しています。また、原油高に伴う輸送費・物流コストの上昇も、製品価格に転嫁せざるを得ない大きな要因となっています。

円安の影響と市場の見直し

部材の多くを海外からの輸入に頼っている日本の照明メーカーにとって、長引く円安は製造コストを直撃します。専門家の見解でも、これらのコスト高騰要因が短期的に劇的に解消される見込みは薄く、「価格が以前の水準に戻るのを待つ」のは現実的ではないという見方が広がっています。

2. 主要メーカー各社の値上げ動向と改定幅

実際に、国内の主要照明メーカーは相次いで価格改定(値上げ)を発表しています。

パナソニック(Panasonic):

照明器具やランプ、配線器具など幅広い製品群で段階的な価格改定を実施。改定幅は製品により異なりますが、10~30%程度の上昇が見られるものもあります。

三菱電機照明:

施設・店舗用照明器具を中心に価格改定を実施。原材料費および物流費の高騰を理由としています。

東芝ライテック:

同様に、LEDベースライトや高天井器具など、主要な業務用照明の価格を見直しています。

[主要照明メーカー3社の値上げ予定一覧]※2025年11月末時点

主な対象 平均改定率 改定時期
Panasonic
※一部、品番変更にて価格改定を行うものあり
住宅照明
(シーリングの一部を除く)
15% 2026年1月1日
施設照明
(システム天井器具含む)
防災照明
(防災バッテリー除く)
店舗照明
屋外照明
LED光源
(直管LEDのみ)
30%
補修部品
(電源の一部を除く)
70%
グリッド天井用バー材・金具 40%
その他天井部材
(天井板含む)
20%
三菱電機照明 施設用照明器具 15% 2026年4月1日
(出荷分より)
防災器具
店舗用
インテリア照明
光源
屋外用
制御機器 10%15%
東芝ライテック
※一部、形名変更にて価格改定を行うものあり
施設屋内照明器具 15% 2026年4月1日
防災照明器具
(交換用蓄電池除く)
屋外照明器具
照明制御・関連機器
住宅照明器具
LED電球
LED直管形ランプ 30%
配線器具・住宅用火災警報器
UVライティング 15%
オプション・補修用パーツ 15%50%

Panasonic ※一部、品番変更にて価格改定を行うものあり

主な対象 平均改定率
住宅照明
(シーリングの一部を除く)
15%
施設照明
(システム天井器具含む)
防災照明
(防災バッテリー除く)
店舗照明
屋外照明
LED光源
(直管LEDのみ)
30%
補修部品
(電源の一部を除く)
70%
グリッド天井用バー材・金具 40%
その他天井部材
(天井板含む)
20%
改定時期: 2026年1月1日

三菱電機照明

主な対象 平均改定率
施設用照明器具 15%
防災器具
店舗用
インテリア照明
光源
屋外用
制御機器 10%15%
改定時期: 2026年4月1日(出荷分より)

東芝ライテック ※一部、形名変更にて価格改定を行うものあり

主な対象 平均改定率
施設屋内照明器具 15%
防災照明器具
(交換用蓄電池除く)
屋外照明器具
照明制御・関連機器
住宅照明器具
LED電球
LED直管形ランプ 30%
配線器具・住宅用火災警報器
UVライティング 15%
オプション・補修用パーツ 10%15%
改定時期: 2026年4月1日

重要なのは、これが一過性のものではなく、「さらに再値上げが行われる可能性がある」という点です。半年前の見積もり金額では発注できない事例も出てきており、予算計画の見直しを迫られる現場も少なくありません。

3. 「様子見」は経営リスク?早めのLED化をおすすめする3つの理由

「今は時期が悪い」と導入を先送りにすることは、経営判断として正しいでしょうか?実は、現状の市場環境においては、先送りこそが「見えない損失」を拡大させるリスクとなります。

理由1:さらなる価格上昇の前に「資産」として導入する

前述のとおり、照明器具の価格が下がる要素は現状見当たりません。むしろ、今後さらなる値上げが行われる可能性の方が高いと言えます。必要な設備投資であれば、価格が上がりきってしまう前に導入を済ませることが、結果としてイニシャルコストを最小限に抑える手段となります。

理由2:電気代の高騰対策として、ランニングコストを即座に下げる

器具の価格を気にするあまり、電気代の高い古い照明(水銀灯や古い蛍光灯)を使い続けることこそ、最大のコスト増要因です。最新のLED照明は、従来光源と比較して最大90%の消費電力削減が期待できます。「器具の値上がり分」よりも「毎月の電気代削減効果」の方が、長期的に見て圧倒的に大きいケースがほとんどです。

理由3:蛍光灯2027年問題と納期遅延リスクの回避

2027年末までに、蛍光灯の製造・輸出入が禁止されることが決定しています(水銀に関する水俣条約)。これにより、期限間際には駆け込み需要による深刻な「品不足」と「納期遅延」が予測されます。また、半導体不足の影響も依然としてくすぶっており、故障してから交換しようとしても、納品まで数カ月待ちとなるリスクがあります。計画的に動ける今こそが、切り替えのベストタイミングです。

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4. 既存照明からLEDへ切り替えた場合のコストシミュレーション

では、蛍光灯や水銀灯などの既存照明をLEDへ切り替えた場合、具体的にどれくらいの効果が見込めるのでしょうか。一般的な施設の例で見てみましょう。

 既存照明からLEDへ切り替えた場合のコストシミュレーション  既存照明からLEDへ切り替えた場合のコストシミュレーション

点灯時間や電気料金単価にもよりますが、既存照明をLEDに交換すると大幅な電気料金の削減が実現できます。

5. 値上げ時代だからこそ、賢いタイミングでの設備投資を

LED照明の値上げは、原材料費高騰などの構造的な問題であり、待てば安くなるという状況ではありません。逆に、「電気代の削減」という確実なリターンがある以上、1日でも早く切り替えることが、キャッシュフローの改善に直結します。

  • これ以上の値上がりリスクを下げる
  • 高騰する電気代を即座にカットする
  • 蛍光灯廃止に向けた品不足リスクを回避する

これらのメリットを考慮し、ぜひ前向きにLED化をご検討ください。

まずは「現状のコスト」を把握しませんか?
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監修・執筆

株式会社NEXYZ. 業務本部

株式会社(株)NEXYZ. 業務本部

最新の業務用設備を導入できる「ネクシーズZERO」サービスを販売しています。このコラムでは、業務用設備に関するさまざまな情報を発信していきます。

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